当院に関する事、治療に関する事でよく患者様からご質問される
ことをまとめました。
これ以外で不明な点は、直接お聞きください。
A1、ほとんど痛みはありません。
場所によっては少しチクッとする程度です。使用している鍼は髪の毛ぐらいの細さで
虫が刺すぐらいの刺激です。また特に初めて鍼灸治療を受けられる方には、様子を
見ながら無理のないように治療を進めますので、ご安心ください。
A2、鍼灸治療は、肩こり・腰痛だけでなく、婦人科疾患・内臓疾患・自律神経疾患・神経
疾患・脳血管後後遺症などさまざまな症状に有効であり、WHO(世界保健機構)で
もその効果が認められています。
A2-1
・頭痛には、大きくわけて次の二つに分類できます。
機能性頭痛:臓器に異常がないときに発病する頭痛
症候性頭痛:身体の臓器などに異常があるときに発病する頭痛
一般的には治療院などで扱うことが多いのは「機能性頭痛」ですので説明します。
「機能性頭痛」には、さらに3つのタイプに分かれます。
①片(偏)頭痛
1、前兆を伴わない頭痛→頭の右か左にズキズキ痛みを生じます。
2、前兆を伴う頭痛→脳の血流障害によって起きる症状で、目異常が生じたりモノが
見えにくくなったり、拍動性の頭痛を生じます。
拍動性の頭痛は、脳血管の膨張が原因です。
②群発型頭痛
一日に数回、激しい頭痛を伴います。
発病期間は、人により様々で数週間から長い場合には数ヶ月続くこともあります。
痛みは、片方の目の回りに生じ、睡眠中の発作、充血、鼻汗などの症状を伴います。
③筋緊張型頭痛(緊張型頭痛)
頭痛の中で一番発生するタイプの頭痛です。
後頭部に締め付けるような痛みが生じ、こめかみ、前頭部などにも痛みを伴います。
吐き気や嘔吐といった症状はありません。
近年、デスクワークでの仕事が増え、首肩の凝りに悩まされる方が増えています。
緊張を改善すれば、頭痛の発症を抑えることは可能ですが、身体の歪みなどの根本的
な治療を定期的に受けることが必要です。
Q2-2
自律神経失調症とは…不規則な生活や習慣により、身体働かせる自律神経(身体が
活動するとき、休むときに自動的に働く)のバランスが乱れる為
におこる様々な身体の不調です。
症状…頭:筋緊張性頭痛、偏頭痛、頭が重い
耳:耳鳴り、耳の閉塞感
目:疲れ目、涙目、目の乾き、目が開かない
口:乾き、口の中が痛い、味覚異常
手・腕:しびれ、痛み、ほてり
脚:しびれ、冷え、ほてり、痛み、ふらつき
皮膚:多汗、汗が出ない、冷や汗、皮膚の乾燥、かゆみ
泌尿器:頻尿、残尿感、尿が出にくい
のど:異物感、圧迫感、イガイガ感、のどが詰まる
呼吸器:息苦しい、息が詰まる、息がしにくい、酸欠感、息切れ
心臓・血管系:動機、胸部圧迫感、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え、血圧の変動
消化器:食道のつかえ、異物感、吐き気、腹部膨満感、下腹部の張り、腹鳴
胃の不快感、便秘、下痢、ガスがたま
生殖器:男性 インポテンツ、早漏、射精不能
女性 生理不順、生殖器のかゆみ
Q2-3
頭痛は、自律神経失調症に伴う症状の一つです。
普段からよく頭痛がおこるとゆう、いわゆる頭痛もちの方は慣れてしまうからでしょうか
治療せず、市販の頭痛薬などを飲んで済まされているかたも多い様にみうけられます。
しかし、その頭痛は、自律神経のバランスが乱れているサインの可能性があります。
自律神経失調になっていて、その症状として頭痛がおこっているかもしれないのです。
では、自律神経失調症の症状の一つである頭痛はどうして起こるのでしょうか?
この病気は、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなるのですが
頭痛の場合は、その交感神経が過度に緊張する事によって、血管が収縮し、
血行不良を起こす事が原因では?!と言われています。
血行不良によって、頭痛とともに肩こりや首のこりなどがある場合も少なくないようです。
この自律神経失調症が原因の頭痛の場合、頭痛薬などで症状を抑えても
その場限りの治療になってしまいます。
自律神経失調症からの頭痛は、この自律神経のアンバランスを正さないことには
症状を繰り返してしまいます。
A3、当院ではすべて使い捨ての鍼を使用しております。ご安心下さい。
A4、お灸とは艾(もぐさ)の温熱刺激を利用しており当然ゼロとはいえません。
しかし、お灸の温度は調節も可能ですし、お灸の痕が残りにくい施術方法を用いて
おります。
A5、当院オリジナルの整体の基本は、ソフトな施術であり、必要に応じてダイナミックな
矯正を用いる事もございますが、けしてボキボキする為ではありません。
整体は鍼灸治療と併用することが基本であり、適応疾患も鍼灸に準ずるものと当院
では考えています。
A6、特にはありません。緊張せず、楽な気持ちで受けてください。
(多くの患者様が途中寝ておられます)
治療前1時間くらいは出来れば食べないほうが良いです。なぜなら、食事をしてすぐは
消化活動のために胃や腸に血液が集中します。治療後は全身の血流が良くなるので
消化活動の負担になったり治療効果を半減させてしまうこともあります。また、極度の
空腹も、低血糖でクラッとしてしまったり、気分が悪くなる場合があるのでご注意が必要
です。
治療後すぐに食べるのではなく、少し落ち着いてからとってください。通常、治療後
すぐにと言うことは少ないかと思います(着替えや帰宅の時間を考慮しますと)
お風呂に入ることは問題ありませんが、少し軽めにして下さい。ある患者様の例で
すが、治療した次の日にとても身体がだるくなるとのことでした。よくよく聞いてみる
と、治療の当日もっとよくなるだろうと何時もより長く入浴されたそうです。オーバー
ワークということです。
あまり予定を入れず、ゆっくりとお過ごし下さい。治療を受けている間だけでなく
治療後も身体が変化していきます。その効果を十分に出す為にもゆっくりされる
事をお勧めします。
目的により変わります。ギックリ腰のような急性の症状の場合は、初めは集中
的に治療し、落ち着いてきたら治療の頻度を下げていきます。(メンテナンスの
期間に移行) 長期に渡っている慢性的な症状や体質改善などの場合1週間
~2週間に1回くらいの割合で治療します。
当院では、筋緊張性頭痛・自律神経失調症に最も力を入れております。
どちらも長期的、慢性的な症状をお持ちの方が多いので、症状の強い時は
集中して治療し症状の改善を目指します。症状が出ていない時でも普段の定期
的なメンテナンスをお勧めしております。(発症頻度を少なくする目的)
副作用はありません。ただ治療後にだるくなったり、眠くなったりする事があり
ます。これは治療後の好転反応(身体が良くなる前に一時的に悪くなったかの
ような反応)といわれていて、実はこの反応こそが身体を回復に向かわせて
いる兆候なのです。(必ずしも、この反応が無いからといって効いていないと
言う訳ではありません。あくまでわかり易い反応の一つです。)
もちろん、時間とともにおさまっていくのでご安心下さい。また、身体が過敏な人
の方がこの様な反応が強く出る傾向があるようです。そうゆう方には、軽い刺激
で治療をおこないます。
クセにはなりません。身体は自分にとって気持ちがいいこと、必要な事は、もっと
やってほしいと感じます。でも、これはクセとは違い、身体からの素直な健全な要
求といえます。また、治療を続けていき次第に身体が良くなってくると自然と治療
頻度を下げても大丈夫になります。
はい、受けれます。ただし、多くの場合、安定期に入ってから(妊娠初期 3ヶ月
以降、個人差あり)となります。妊婦さんの患者様の治療では、安産になる傾向
の印象です。また、逆子の治療にも最適です。
はい、できます。何らかの疾患で病院に通われている方で気になる場合は、担当
医師に相談してください。当院の治療との併用でより効果が期待される場合もあり
ます。